去る6月26日、163筆の署名とともに中野区に提出した警大等跡地の工事にかかる3つの要望に対する回答が、7月2日にありました。要望事項(要旨)と回答の内容は以下のとおりです。
文書による回答を求めましたが、それはできないとのことでした。その理由を尋ねましたが、説明をする必要がないとのことで聞き入れられませんでした(担当:中野区都市整備部公園・道路整備分野)。
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要望1.環境保全(騒音・振動の24時間連続監測)
工事車輌出入場所と敷地内における騒音ならびに振動の24時間連続監測をお願いします。法令基準を超える数値が測定された場合は、しかるべき措置を講じてください。
回答1.
工事の掘削機械は低騒音、低振動のものを使う。(警察大学等の)建物の基礎撤去についても低騒音の油圧破砕機で行う。また、防音シートで囲いを作りその中で破砕する。
要望2.みどりの育成(樹木の移植と復栽)
私たちにとって思い出の深いサクラ・ユリノキなどを区内緑地に移植し、将来、該当地区に復栽していただくようお願いいたします。
回答2.
2004年1月の特別委員会で資料(樹木の現況)を出したり、2004年に4回の現地視察会*をするなどの手続きを行ってきた。
工事がすでに始まっているため、安全上の理由から立ち入りは断る。
*現地視察会=中野区拠点まちづくり分野が主催して2月、4月、7月、10月に希望者を対象に開催したもの。
要望3.交通安全(交通安全指導員の配置)
工事車輌の出入経路における交通安全指導員を、必要な人員を必要な箇所にご配置ください。とくに学童の通学路や、市民の警察病院への通路には特段のご配慮をお願いいたします。
回答3.
使用する工事車両の出入り口については交通安全要員を配置して、安全につとめる。
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文書で提出した要望についての回答(口答)はこのようなものでした。
このあと約40分、警大跡地市民フォーラムのメンバー6名(以下Q)と区の担当者6名(以下A、都市整備部公園・道路整備分野)で回答についてやりとりしました。
Q1: なぜ24時間監測ができないのか?
A1: どこで監測するかが問題になる。騒音の発生源は工事の進行に伴い移動するので、場合によっては工事以外の音も拾ってしまう。
東京都環境確保条例や騒音規制法、振動規制法でも24時間計測は義務づけられていない。
週1回、区が立ち会って施工者が計測を行う。
今回の工事は土木工事の中でも単純作業なので騒音が出るタイミングはわかっている、コンクリートガラ撤去工事と重機で行う下水道の掘削工事だが、ガラの破砕は公園予定地まで運んで防音シートの囲いの中で行う。
Q2: 計測結果は住民に見えるようにしてほしい。
A2: 情報の出し方(計測結果の公表)については検討する。
Q3: 工事説明会の時にパワーポイントで示された、伐採・移植の樹木がわかる図がほしい。
A4: 情報公開請求してもらえば、公文書なので出せる。
Q4: 歩道上の木はできるだけそのまま残してほしい。
A4: 今の木の間隔で残すのは無理。交通法上、交差点に木を植えられない。
以上、
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2009年7月3日金曜日
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